上海の小中高校生143万5千人がオンラインで授業再開

小学校一年生の授業の内容
小学校一年生の授業の内容

上海市の小中高校生合わせて143万5000人が3月2日、オンラインで授業を再開した。各学年の授業の内容は、指定のテレビチャンネルでライブ配信される。人民網が報じた。

「授業は普段よりおもしろい」と好評

「授業は普段よりおもしろい」と話す浦東二中心小学に通うelsaさんは「先生がパワーポイントを使って、学習過程を示してくれるだけでなく、そこに動画や画像を入れているので、授業がとてもおもしろくなっている」と話す。

ある学生の母親は、SNSの保護者のグループチャットに「さすが優秀な教師チーム。英語の教師の授業もとてもいい!」と絶賛し、「1コマ20分の授業だけど、英語のみ使って授業が進められるため、内容がとても濃い」と綴った。

関連の動画作成は、上海市教育委員会が立ち上げた優秀な教師約1000人、技術スタッフ約200人からなるハイレベル教師チームが手掛けた。各授業を担当する教師とそのチームは、1単元の授業の動画、練習問題、宿題などの製作を受け持つ。上海市の小中高校の各学年は1週間に合わせて380コマ分の動画が必要で、うち小学校が11科目159コマ、中学校が17科目123コマ、高校が13科目が98コマ。小中高校の全ての科目をカバーしている。そして、オンライン授業で見る動画の1日当たりの時間は、小学一年生が104分、二年生が108分、三年生が112分、四年生が112分、五年生が112分に制限されている。

てんてこまいの親、通常通りクラス別に時間割に従い授業受ける子供

自宅待機中というある女性は、「初日はまさにてんてこまいだった。これは家にユーティリティプレイヤーが絶対必要になる事態。自宅で授業だから楽だと思っていたら、こんな忙しい1日になるとは思ってもみなかった。1日3食をしっかり提供する後方支援はもとより、パソコンから文字が送信できないとか、音声が聞こえなくなったといったトラブルにも対応しなきゃいけないし、さらには子供がまじめに授業を聞いているか、朝から晩までずっと横で監視もしなければならない。授業が終われば、すぐさま先生たちが送ってくる宿題の内容をチェックし、さっさと宿題を終わらせるよう子供をせかし、宿題が終わればすぐにそれをアップロードして先生に返信しなければいけない。問題は、これだけのことをやりながら、自分の会社の仕事もこなして、午後にはビデオ会議を2回も開いたってこと」と話す。

一方、両親が共働きで、自宅で一人で勉強しているというchrisちゃん(8)の母親は、「操作はとても簡単。全部、説明どおりにすれば問題ない。特に準備をしているというわけではなく、とても便利で、パニックになる必要は何もない」と話す。

主婦の叶子さんは、「授業中に指名されて答えなければいけなかったり、宿題もあるが、こうしたことは学校で勉強するのと同じペース」と話す。

効率よくオンライン授業を進めるためには、「学校と各家庭がさらに協力し、共に対応していかなければならない」とする教師も少なくない。

上海市教衛工作党委員会の副書記を務める、市教育委員会の陸靖主任は、「教師にとっても、学生にとっても、オンライン授業が完全に学校での授業の代わりになるということはない。今後、学校での授業が正式に始まってから、生徒がオンラインでどの程度学習できたのか評価しなければならない。そして、必要に応じて補習や再度学びなおすよう手配するので、保護者や学生は安心してほしい」と説明した。(編集KN)

「人民網日本語版」2020年3月4日

 

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